アトピーのかゆみの原因
かゆみはアトピー患者の最大の悩みといえるでしょう。激しいかゆみは、それだけでも辛い事ですし、どんなに我慢しようとしても無意識に掻いてしまい、肌を傷つけ、その傷ついた肌を見ると更に辛くなりますよね。
かゆみや傷ついた肌がストレスを感じさせるので、さらにアトピーはひどくなるという悪循環です。
人体の反応には無駄なものが無く、「かゆみを感じると掻く」という行為も必要なことなのです。肌についた異物を取り除く為の行為が「かゆみを感じると掻く」という行為なので、かゆみを抑える薬を使用して、かゆみをとめてしまうと、本来掻き取る事で取り除かれていた異物を肌につけたままにしてしまうという危険もあるのです。
とはいえ、激しいかゆみがあり肌を傷つけてしまうと、症状は悪化する一方なので、医師の指導の下お薬を使用される方が良い場合もあります。
ですから、できるだけ薬に頼らないためにも、かゆみを予防することが理想的であるといえます。
現在の研究によると、アトピーのかゆみの原因は、アレルギー反応と外部刺激といわれています。
かゆみ予防をする
アレルギー反応によるかゆみを起こさないように予防するためには、できるだけアレルゲンを周囲から除去することが必要です。
アトピーのアレルギー反応が即時型である場合、ヘルパーT細胞のTh1に比べて、Th2が活性されているために起こるといわれています。つまりTh1を活性させることで、Th1とTh2のバランスを整えると、過剰なアレルギー反応は抑制されるということになり、アトピーの症状が出にくくなります。
納豆菌、乳酸菌(キムチ含む)、キノコ類などがTh1を活性させる効果を持つという研究結果もありますので、是非これらを日々の食事に取り入れることをお試しください。
ちなみに、漢方薬によるアトピー治療では、Th1とTh2のバランスを整える小柴胡湯、補中益気という漢方が使用されます。
外部刺激によるかゆみを予防する為には、肌の保湿を入念に行うことです。乾燥してバリア機能が弱くなった肌は、外部刺激に敏感になったり、過剰に反応してしまったりします。
保湿を行い、バリア機能を高めることが、かゆみを予防につながります。バリア機能が正常に働いていれば、アトピー素因を持っていてもアトピーが発症しにくいといわれています。
必要以上に強く掻いて肌を傷つけたり、爪の間に入った雑菌などが、さらに肌を刺激する事がありますので、爪は常に短くしておきましょう。




