アトピーのリンパ液とは
アトピーの湿疹や、傷などを掻いた時に出てくる、黄色っぽい汁がリンパ液です。浸出液や滲出液とも呼ばれます。
主に血漿と白血球の一種であるリンパ球から構成されているもので、皮膚が炎症を起こしている時や掻き壊したときなどに、細菌感染などから身体を守る為に滲出してきます。
稀に、皮膚表面にリンパ液が滲出するまえに、耳下腺が腫れ、患部からリンパ液が滲出した後は、腫れが引くという方もおられます。患部の炎症がひどくなることを感じとった体が、自己防衛機能を働かせたのかもしれませんね。
ちなみに、リンパは老廃物や脂肪を運搬する働きと、免疫機能を持っています。リンパの流れが悪くなると身体は不調を起こしやすいので、適度な運動によってリンパの流れを良くするように心がけましょう。
リンパ液は、たんぱく質など栄養分を含むので黄色ブドウ球菌などの温床にもなりやすく、アトピー症状を悪化させる原因にもなっています。肌の再生には必要なものなのですが、雑菌が付かないようにするために、適度に拭き取る、流水で流すなどして清潔に保ちましょう。
湿潤法とは
最近耳にされた方もたくさんいらっしゃるのではないかと思うのですが、「湿潤法」という傷や炎症の治療法はご存知でしょうか。
傷などは治療する際は、消毒し、滲み出たリンパ液をガーゼなどで除去し、乾燥させる治療法が一般的でしたが、リンパ液の働きを活かした湿潤法に注目が集まっています。全国的に湿潤法を行う皮膚科医も増えていますので、治療の選択が可能になっています。
人が持つ自然治癒能力を活かした治療法で、従来の乾燥させるタイプの治療法よりも、速くきれいに傷が治ると言われています。
医師の指導の下、湿潤法をされなかった方の中には、黄色ブドウ球菌などが広がってしまい、悪化した例もあるようですが、アトピー治療にも効果がると言われています。
湿潤法をお試しになりたい方は、細菌感染が広がることで症状が悪化する恐れもあるので、医師の指導の下で行うことをお勧めしますが、簡単にその方法をご説明しておきます。
まずは、雑菌を洗い流す為に30秒程度流水で流します。そして、白色ワセリンなどご自分に合う保湿剤を塗る。食品用ラップなどでカバーして端をテープで止める。
これを1日に数回繰り返す。




