アトピーと水の関係
アトピーの肌は常に炎症を起こしている状態なので、身体はその炎症部分を早く代謝して新しい肌にしようとします。
しかし、本来必要とする期間を経ずに無理に代謝をさせてしまうことで、完全ではない弱い皮膚が形成されてしまいます。
そもそも、アトピーの人は保湿に必要なセラミドが健康な肌の人に比べて8分の1程度しかなく、水分を保つ事ができないので乾燥気味で、バリア機能が弱っているのに、さらに無理な代謝を繰り返す事によって更にバリア機能が低下しています。
わかりやすく例えるなら、保水力の無いスポンジのような状態というところでしょうか。
また、アトピーの人は抹消の血流不足を起こしやすく、炎症の起こっている患部や手足が冷えている事が多いです。血流が不足すると必要な酸素や栄養が行き渡らず、健康な肌を形成できません。
つまり、アトピー肌は、早く肌を新しくしようと無理な新陳代謝をするのに、血流不足が原因で必要な栄養や酸素が細胞に行き届かないので細胞自体に元気が無く、刺激に弱い不完全な肌が形成されている状態なのです。
アトピー肌は繰り返し起こる炎症や掻き壊しが原因で、毛穴がつぶれてしまっている事も多く、汗をかくことが不得意です。
血流不足や毛穴のつぶれが原因で、肌に蓄えられるべき水分である汗をかけないことが、乾燥やバリア機能の低下を促進しています。
保水力の無いスポンジを潤す為には、常に水分を供給しなければなりません。
アトピー肌を潤いのある肌にするためにも同じことが必要で、肌の表面から水分を補い、常時発汗できる機能を回復させる事が必要です。
水分をしっかりと摂取する
血流を良くしたり発汗を促すためにはまず十分な水分を摂る事が必要です。
水分をしっかりと摂ることに加えて、適度な運動や入浴をあわせて行うことが、血流を浴したり発汗を促すためにお勧めです。
また、水分が不足すると腸の働きが鈍くなり、便秘になりやすいです。便秘になると腸内細菌のバランスが崩れやすく、免疫力低下の原因となります。
免疫力が低下している時にアトピーの症状が起こりやすいと言われているので、腸内環境を整える為にも水分をしっかりと摂ってください。
人は特に運動をしなくても、1日に2300ミリリットルの水を排出しています。
失った水分をしっかりと補給するためには、食事からの水分摂取で約1000ミリリットル、水だけで1000~1500ミリリットル程度が必要といわれています。
発汗を促したり、血流を良くするためには1500ミリリットル以上の水を飲むのが理想的です。お茶やコーヒーなどのカフェインを含む物よりも、お水を飲むことがお勧めです。
但し、アトピーの人には腎機能や肝機能が低下している方もおられます。腎臓機能が低下している人や妊婦は、水分の摂取が制限される場合があるので、医師の指示に従ってください。




